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和順支石墓遺跡は、2000年12月、高敞・江華支石墓遺跡とともに世界遺産に登録され、全人類のために保護されるべき卓越な文化遺産として公認された.
和順支石墓は南側山麓に沿って道谷面孝山里と春陽面大薪里をつなぐ宝剣峠(別名宝城峠、海抜188.5m)の谷一帯、約5kmの範囲内に分布している.和順支石墓遺跡の重要な特徴は、狭い地域内に支石墓が集中分布しているという点と当時の自然環境が現状を維持して残されているという点である.また、支石墓の上石の採石場が複数個所で発見されており、採石と築造に至る一連の過程がよく分かるという点から世界の人々から注目されている.
国家史跡第410号に指定されており、拠点地域別にグェバウィ支石墓地区(47基)、官庁岩支石墓地区(190基)、月岩支石墓地区(40基)、ピンメバウィ支石墓地区(133基)、カムテバウィ支石墓地区(140基)、大薪里発掘地(46基)などに596基の支石墓が密集分布している.
支石墓遺跡の観覧は道谷面孝山里と春陽面大薪里から入場可能である.